マンション店舗注意点

エステサロンやリラクゼーションサロン、ネイルサロン等のサロンをマンションの一室で開業するマンションサロンが近年たいへん増えております。
それに伴い、マンションオーナーやマンション住人とのトラブルも増えております。 
以下の内容にご注意ください!

マンションの種類!

ここではマンションサロンを開業するにあたり、マンションの違いについて御説明致します。
不動産の取引の中で「マンション」の種類は大きく二つのタイプに分かれます。

①マンション1棟を一人、又は何人かの共有者で所有し賃貸する賃貸マンション。

②部屋毎に所有者が違う分譲マンションです。

賃貸マンションであれば、その所有者がサロン運営を認めれば問題ありませんが、
分譲マンションでは、所有者が認めようともサロン経営ができない場合があるのです。
これは分譲マンションには必ず入居者からなる管理組合があります。
管理組合で定めた「マンション管理規約」並びに「マンション使用細則」があり、ほとんど
の分譲マンションでは、不特定多数の来客がある形の使用は認められていません。
その様なマンションに対して通常は、マンションサロンとして貸し出すことは無いのですが
中には「広告、宣伝」をしないことを条件に賃貸し、問題になることがあります。
この場合、退去時のもめ事も決して少なくはございません!

この様にマンションサロンを開業される場合は、どのタイプのマンションなのか、サロンと
しての使用方法に問題がないのかをしっかりと確認してトラブルの無い様にする事が必要です。こうしたトラブルに巻き込まれない為にも実績のあるサロン専門の担当者に物件を探してもらう事がベストの選択と考えます!

表札や広告

ここでは契約時に確認しておきたい事項を説明致します。

サロン店舗としてマンションを借りる場合、以下の内容にご注意ください!

①表札の表示
サロンとしての使用を貸主側に認められていても玄関ドアやポストに表札を出してはいけないケースの契約がございます。この場合表札の確認をせずに契約してしまいますと契約後にいくら説明を受けていないと言っても受け入れられす、結局は表札無しで営業して行くか解約するかのどちらかの方向になってしまいます。
②集客方法
基本的にはSOHOの場合少人数の会員様限定で運営して頂くケースがほとんどですので、不特定多数の出入りがありそうなHP等が見つかった場合退去させられる可能性が大きいですので、契約前に何が良くて何がダメなのかを担当者に良く聞いてみる事が必要です
 

お客様の失敗談!

ここでは過去にサロン探しに来店されたお客様の以前の失敗談をご紹介いたします。

Aさんの失敗談
Aさんは以前渋谷の不動産屋でサロンが可能なSOHOマンションを紹介され契約したそうですただ契約時に担当者任せにしていたせいで、、荷物を搬入し終えた後に『表札は玄関ドアに大きくつけても良いですか』と尋ねると、帰ってきた答えが『個人名以外表札は出せませんよ!』と言われたそうです、ここで誰を攻める事も出来ず結局今まで1年間表札無しで運営していましたが、やはり会員制といっても大々的にサロンを運営したいので新しい物件を探しに来ました

Bさんの失敗談
Bさんは以前渋谷の不動産屋で色々物件を紹介された中で、『この物件でサロンをやりたい!』というマンションと出会えたのですがSOHOはOKですがサロンはNGの物件でした、
しかしどーしてもその物件でサロンを行いたいBさんは、担当者に相談したそうです・・・その時の担当者は『元々SOHOはOKだから内緒で入ってしまえばばれるはずがない!』『貸主様にはサロンの店舗ではなく事務所としての使用で通しましょう』これなら話が進められるはずです・・・と。Bさんもホッとしてその物件を契約しサロンを開業させていた様ですが、その半年後に物件から追いだされてしまったそうです、理由を聞いてみましたらサロン紹介のHPを作成していたらしく、そのHPが管理会社にばれてしまったからだそうです、しかもそのHPに住所・マンション名・号室まで記載があり、インターネット検索で住所から発見されてしまったようです・・・
結局買いそろえた家具も、管理会社に内緒で貼り変えた壁紙も全て撤去されとても大きな損害を出してしまったそうです。
今度からは全ての条件や希望を理解してくれる不動産屋で探したいと・・・

スタッフより!

ここまでで紹介しました内容はSOHO物件でサロン店舗を運営する上での注意事項のほんの一部です!
マンション店舗はまだまだ規制が多い状況ですが、私どもは日々マンションオーナー様に対して店舗内容を交渉し理解してもらい一部屋でも多くお客様にご紹介出来るように努力してまいります!

記事作成日:2012年07月12日 最終更新日:2023年10月20日